猫がチュールを食べるのにご飯を食べない時の対処法

偏食な子も多く、ただでさえフード選びが大変な猫。

チュールは食べてくれるのにご飯を食べてくれない、と悩んでいる方は少なくありません。

しかし、チュールはあくまでもおやつ。

人間と同じで、おやつばかり食べていては栄養の偏りや肥満に繋がってしまいます。

大切な猫のためにも、ちゃんとご飯を食べてほしいですよね。

それでは、チュールしか食べてくれない猫にご飯を食べてもらうにはどうすれば良いのでしょうか。

本記事では、猫がチュールを食べるのにご飯を食べない時の対処法をご紹介します。

猫がチュールだけ食べる理由

猫がチュールしか食べない原因は、基本的に飼い主にあります。

猫があまりにも美味しそうに食べてくれるからと、チュールを与えすぎていませんか?

もしかすると、その行動が猫の偏食に拍車をかけているかもしれません。

多くの猫がチュールを好むのは、当然猫好みの味付けや匂い付けがされているから。

そんなチュールの味に慣れてしまうと、だんだんと普段食べているご飯が美味しくないと感じ、チュールしか食べないようになってしまうのです。

また、量をある程度制限していてもねだられるたびに与えてしまうのはよくありません。

猫は賢いため、「ねだればチュールくれるからご飯は食べなくていいや」と考えてしまうのです。

欲しがって鳴いているとあげたくなってしまうものですが、猫のためにも心を鬼にしましょう。

もし愛猫のご飯にお困りの方は、獣医師監修の手作りキャットフード「ミャオグルメ」を試してみてください。

新鮮な国産食材だけを厳選したご飯で、総合栄養食の基準にも準拠しているため、おやつやトッピングとしてだけではなく、主食としても食べ続けてもらえるご飯です。

今なら予約販売が送料無料980円でお試しいただけます。

猫メディアバナー

しつけ不足で猫がチュールばかり食べる時の対策

猫がチュールしか食べないと、栄養の偏りや肥満など、さまざまな悪影響が出てくる可能性があります。

そのため、猫の健康のために対策を講じる必要がありますよね。猫にご飯を食べてもらうためにできることをご紹介します。

与えるチュールの量を調整する

チュールを与えすぎていた、という場合は、チュールの量を減らしてみましょう。

今までチュールをご飯代わりに食べていたならチュールをあまり貰えなくなることでお腹が減り、少しずつご飯を食べてくれるようになるかもしれません。

ちなみに、そもそもおやつは毎日あげなくてもOK

もしも飼い猫が太り気味なら、これを機に「おやつはたまにしかあげない」という方向性に切り替えていっても良いかもしれませんね。

ご飯にチュールをトッピングする

いつも与えているご飯にチュールをトッピングしてみるのも効果的。

チュールと一緒に食べることで、「ご飯はおいしくないもの」という認識も薄れ、ご飯だけでも食べてくれるようになるかもしれません。

トッピングしてもチュールばかり舐めてしまう場合は、チュールだけを舐め取れないようによく混ぜてみるなどの工夫をしてみてくださいね。

ご飯を変えてみる

一口にキャットフードと言っても、原材料や製法によって味に違いが生まれてきます。

もしかすると、今まで食べていたご飯が猫好みのフードではなかった可能性も。

これを機に猫好みのフードを探してみるのも良いかもしれません。

また、ドライフードからウェットフードに変えると食いつきが良い傾向にあります。

ウェットフードをメインのご飯にしたり、ドライフードと混ぜて与えてみたりするのも良いかもしれません。

ちなみに、キャットフードの主な種類は「総合栄養食」「一般食」「間食」の3種類。

毎日ご飯として与えるフードは総合栄養食がベストですが、どうしても食べてくれない場合は総合栄養食と一般食を混ぜてみるのも手です。

チュールは美味しいのにドライフードが美味しくない理由

猫がチュールしか食べないのは、「チュールが美味しいから」ですよね。

では、そもそもなぜチュールは美味しく、ドライフードはチュールに比べ美味しくないと感じてしまうのでしょうか。

実はその答えには、キャットフードの種類が関係しているのです。

前項でも少し触れたとおり、キャットフードには「総合栄養食」や「間食」などといった分類分けがされています。

この種類に当てはめてみると、ドライフードは多くの場合総合栄養食、チュールは間食となります。

総合栄養食は間食と違い、含まれなければならない栄養素やその量の基準が細かく決められているのです。

一方、あくまでも「おやつ」であるチュールは嗜好性を追求した構成となっています。

また、ドライフードに比べペースト状であるチュールは香りが立ちやすいのも特徴。

猫にとって匂いの良し悪しは食欲にダイレクトに関わってきます。

これに関しては、ドライフードも温めることで香りを立たせることが可能です。

温めすぎるとやけどの原因になってしまうため注意は必要ですが、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

猫が食べるおやつを基準に食事を選ぼう

チュールには味にも多くの種類がありますよね。

また、チュール以外にもさまざまなおやつが販売されています。

チュールに限らず、好んで食べてくれるおやつに何か共通点はありませんか?

もしおやつの好みがはっきりしているなら、チュールしか食べない猫が食べてくれるご飯を探すのに役立てることができるかもしれません。

キャットフードのパッケージに、「サーモン」や「チキン」などフードの味付けについて書かれているのを見たことはありませんか?

普段あげているおやつの味が分かれば、その味付けに似たご飯を与えることができるはず。

魚系のおやつが好きな猫には魚のフード、ささみのおやつが好きならチキンのフードという具合にフードを選んでみてはいかがでしょうか。

また、チュールはペースト状のおやつですよね。

チュールは食べるけれど固形のおやつは食べないのであれば、ドライフードよりもウェットフードの方が好みなのかもしれません。

猫のご飯というとドライフードを思い浮かべがちですが、ウェットフードの中にも総合栄養食は多く販売されています。

なお、ドライフードや固形のおやつを嫌がるのは口内トラブルが原因になっている場合もあるため、気になる場合は獣医師に相談してみてくださいね。

ご飯とチュールを上手に与えて健康な食生活を

 

猫がチュール以外のご飯を食べてくれるようになるには、時間がかかるかもしれません。

しかし、猫の健康のためには必要なことのはず。少しずつ着実に猫の食生活を改善していってくださいね。

また、チュールしか食べない状態はよくありませんが、チュール自体は決して悪いものではありません。

爪切りや病院後のご褒美として使ってストレスを和らげるなど、上手な与え方もできるはず。

ご飯とチュールをうまく使って、猫とコミュニケーションをとっていきましょう。