ロシアンブルーの健康や毛並みを良くするためには、毎日のキャットフードの内容をチェックしてみましょう。
「口コミで人気だから」「安くてお得だから」といった理由で毎日のフードを決めてしまうのはおすすめできません。
ペット用のフードは質の良いものから悪いものまで様々です。
価格や特徴などもバラバラなため、どのキャットフードを選べばよいのか困ってしまうことも少なくありません。
ロシアンブルーに与えるキャットフードのポイントは、動物性タンパク質です。
タンパク質は毛や爪、骨、血液、筋肉などの材料となります。
タンパク質を摂取することによって、ロシアンブルーを始めとする多くの猫は肉体を維持しているのです。
猫は11種類の必須アミノ酸を必要としますが、これらは動物の肉などに多く含まれています。
必須アミノ酸は体の中で作りだすことができないため、食物として体に取り入れなければいけません。
このようにロシアンブルーは動物性のタンパク質から、必須アミノ酸などの必要な栄養を摂取することが望ましいのです。
また猫は本来肉食の動物ですから、消化の面からも植物性タンパク質よりも動物性タンパク質を含んだキャットフードが適しています。
キャットフードの原材料表示などを確認しましょう。
ロシアンブルーのキャットフードは必ずグレインフリーを選ぶ
キャットフードの選び方のポイントで見落としてはいけないのが、グレインフリーです。
グレインフリーとは穀物を使用していないという意味であり、キャットフードの中でも注目を集めています。
なぜ穀物を使用しているキャットフードを避けるべきなのかというと、ロシアンブルーの肥満の原因になりうるからです。
ロシアンブルーは体質的に糖尿病などにかかりやすいため、体重のコントロールに注意をしなくてはいけません。
穀物は炭水化物であり糖質ですので、ロシアンブルーが太りやすいという欠点を持っています。
体重の増加は糖尿以外の病気のリスクも高めてしまうため、穀物を使用したキャットフードを与えないことが重要です。
キャットフードに良く使用される穀物には、トウモロコシ・小麦・オーツ麦・大麦・米などがあります。
人間にとっては外のない食べ物ですし、これらを使用していると一見ヘルシーな印象を受けてしまうのが落とし穴です。
ロシアンブルーにとっては肥満になりやすく、個体差にもよりますがアレルギー症状を起こすケースもあります。
穀物アレルギーを持っている猫は、肌のかゆみや抜け毛、皮膚の炎症などの症状が出ることがあるため注意しましょう。
デメリットのある穀物をキャットフードに使用する理由の一つは「かさ増し」です。
安価な穀物をフードに使用することで量が増え、コストをおさえることができます。 価格を安くして儲けを出すのが目的です。
品質の低いキャットフードを販売している会社は、ペットの健康ではなく自社の利益を最優先しているといえます。残念ですが低品質のキャットフードは多数市場に出回っています。
信頼できるキャットフードなのか、飼い主が品質をしっかりと見極めましょう。
人工添加物の含まれているキャットフードはロシアンブルーに与えない
ロシアンブルーのキャットフードには、人工添加物不使用のものがベストです。
人工添加物はキャットフードの保存性や味を良くしたり、見た目をよくする目的で使用されます。
キャットフードは一般的に酸化が早く、正しく保存しないとすぐに傷んだり変質してしまうのが特徴です。
それらを防いで賞味期限を延ばすために酸化防止剤などの添加物を使用します。
キャットフードが長くもつのは助かりますが、問題は添加物の中には発がん性物質のリスクを持つものがあるという点です。
人工着色料もフードの見た目をよくしますが、猫に見た目は関係ありません。
飼い主に「美味しそうなキャットフードだな」と思わせるために使用する添加物で必要性はありません。
むしろ健康を害する可能性があるという点でマイナスです。
キャットフードを選ぶ際には添加物の有無もチェックしましょう。
ロシアンブルーに最適なキャットフードを選ぼう!
ロシアンブルーは頭が良く、静かなイメージのある猫です。
飼い主に良くなつき気品を漂わせる猫として、貴族に愛された歴史を持っています。
すべすべしたアッシュブルーの毛並みは、ロシアンブルーの大きな特徴でファンも多いです。
ロシアンブルーの美しい毛並みを維持するためには、動物性タンパク質を含むキャットフードが適しています。
また穀物を使用していないグレインフリーや、人工添加物を使用していない無添加のキャットフードを選ぶこともポイントです。