雑種猫におすすめのキャットフードの選び方

キャットフードの選び方に悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

商品によって価格はもちろん、原材料や栄養価などが変わってくるので、何を選べばよいか迷ってしまうのも当然かもしれません。

しかし、大切にしているペットが食べるものなので、キャットフードは拘って選びたいところです。

では、キャットフードはどのようにして選べばよいのでしょうか。

猫にも色々な種類があるので、どんな猫を飼っているかによっても選び方は変わります。

今回は雑種猫におすすめのキャットフードの選び方を紹介します。

雑種猫の特徴

雑種猫というのは異なる品種の親を持つ猫のことです。

雑種猫というと野良猫のイメージが強いため、ハーフ猫やハイブリッド猫、ミックスなどと呼ばれることもあります。

雑種猫の特徴の1つが、病気に強い健康的な子が多いということです。

猫には様々な品種がありますが、それぞれ遺伝子に特徴があり、かかりやすい病気やかかりにくい病気があります。

子猫は親の遺伝子を受け継ぐので、純血種は親がかかりやすい病気を受け継ぐ可能性が高くなります。

一方雑種猫の場合は、異なる遺伝子を受け継ぐということで、遺伝子の欠陥が現れにくいと言われています。

そのため、病気に強い猫が生まれやすいというわけです。

独特な毛色や柄になりやすいというのも、雑種猫の特徴でしょう。

毛色や柄は親の影響を大きく受けますが、雑種猫は異なる品種の親猫を持つということで、他にはない独特な見た目をした猫も多くいます。

キジのような色とトラのような模様を持つキジトラ猫や、三色の毛色が混ざった三毛猫など、雑種猫には様々な種類があります。

2つとないオリジナリティある毛色に魅力を感じ、雑種猫を飼う人も多いです。

雑種猫のキャットフードの選び方1. 動物性タンパク質が多いフード

雑種猫に与えるキャットフードを選ぶ時は、動物性たんぱく質が豊富に含まれているかどうかをチェックしましょう。

動物性たんぱく質は、猫の健康を維持するために欠かせない栄養素です。

猫の毛や爪はたんぱく質によって作られています。

動物性たんぱく質が不足すると毛の艶がなくなったり、爪が割れやすくなったりするので注意してください。

また、心臓や筋肉を作るためにもたんぱく質は必要になります。

動物性たんぱく質は、牛肉や豚肉、鶏肉などの肉類に多く含まれています。

たんぱく質といっても、動物性のものだけではなく植物性のものもあるので注意してください。

植物性のたんぱく質も必要な栄養素ですが、雑種猫には動物性たんぱく質が豊富なキャットフードが向いています。

商品の原材料を見て、動物性の食材が使われているかを確認しておきましょう。

雑種猫のキャットフードの選び方2. 添加物が少ない

添加物はキャットフードを長期保存できるようにしたり、品質を高めたりする効果があります。

しかし、添加物の中には猫の健康に悪影響を与えるものもあるので注意が必要です。

プロピレングリコールという添加物は静菌作用がある成分ですが、猫には害を与える可能性があるということでキャットフードに使用することが禁じられています。

ドッグフードへの使用は認められているので問題ないと勘違いしやすいですが、猫に与えないように注意しましょう。

BHAやBHTはキャットフードの劣化を防いでくれる添加物で、酸化防止剤として使用されています。

しかし、危険性が高い添加物ということで、ペットフード安全法で使用基準が決められています。

他にも猫の食欲をそそるように色付けする合成着色料、風味付けのために使われる合成香料など様々な添加物が存在します。

どれもキャットフードの質を高めるために使用されるものですが、人工的に作られた添加物ということで猫に害を与える可能性も捨てきれません。

発がん性があると言われるもの、アレルギー反応を起こすものなどもあるので、できるかぎり添加物が少ないキャットフードを選ぶようにしましょう。

雑種猫のキャットフードの選び方3. グレインフリーである

グレインフリーのキャットフードかどうかも、選び方のポイントになるでしょう。

グレインというのは穀類のことで、小麦やお米、トウモロコシなどが当てはまります。

グレインフリーはその名の通り、穀類が含まれていないキャットフードのことです。

なぜグレインフリーのキャットフードが人気になっているかというと、猫にとって穀類がアレルギーなどの原因になる可能性があるからです。

猫は色々なものを食べるので雑食というイメージがあるかもしれませんが、もともとは完全な肉食動物でした。

そのため、穀物を消化するのが苦手で、食べると消化不良を起こし健康を害する可能性があります。

もちろん、しっかり加熱や加工をしたお米やトウモロコシであれば、問題なく消化することはできます。

しかし、穀物の食物アレルギーを持った猫もいるので、グレインフリーのキャットフードを選ぶほうが安心でしょう。

グレインフリーのキャットフードは、炭水化物が少ないということでも人気になっています。

お米などの穀物は炭水化物を多く含みますが、健康的な猫であれば炭水化物はそれほど必要ありません。

まったく必要ないというわけではありませんが、キャットフードに含まれる炭水化物はなるべく少ないほうが良いと言われています。

炭水化物が少ないグレインフリーのキャットフードは、猫の健康のためにも最適というわけです。

ただし、グレインフリーだからといって、すべての商品がおすすめというわけではありません。

グレインフリーと書いてあるものでも、炭水化物が多く含まれているものもあります。

特に注意したいのが、タピオカや芋類などをつなぎに使っているキャットフードです。

芋は炭水化物が豊富ということもあり穀物だと思っている人もいますが、野菜に分類されています。

そのため、グレインフリーの商品に使われていることがあるのです。

芋類が使われていないかどうかもチェックしておくようにしましょう。

大切なペットのために安全なキャットフードを選ぼう!

キャットフードは毎日猫に与えるものなので、どの商品を選ぶかは非常に重要です。

価格だけを見て適当に選んでしまうと、栄養不足になったり、アレルギーを起こしたりしてしまう可能性があります。

動物性たんぱく質は十分に含まれているか、余計な添加物は使われていないかなどをしっかりチェックすることが大切です。

猫は自分で食べるものを選ぶことができないので、飼い主さんがしっかり原材料や成分などを見て、安全で栄養価の高いキャットフードを選んであげましょう。