【キャットフード図鑑】ロイヤルカナンって本当にいいの?成分や口コミを分析!

かわいがっている飼い猫にはどのキャットフードを与えるか迷うのは飼い主にありがちな悩みです。

キャットフードは種類が多く、飼い猫の好みもあるのでこれが一番良いとは断言できないのも事実ですが、それでも多くの飼い猫が好んで食べる物なら安心して与えることができるでしょう。

ロイヤルカナンは有名なペットフードブランドとして古くから親しまれていますが、飼い猫がしっかりと食べてくれるかは飼い主次第です。

毎日のご飯を食べ切ってもらうためにも、ロイヤルカナンの評判や注意点について学びましょう。

キャットフードの王様「ロイヤルカナン」はなぜ人気なのか

品種や体調別の種類が豊富

キャットフードは様々な製品がありますが、中でもロイヤルカナンはキャットフードの王様と呼ばれるほどの高い人気があります。

多くの飼い主に支持されているロイヤルカナンですが、人気があるのは種類が豊富でピンポイントの選択が可能になっているためです。

ロイヤルカナンのキャットフードは大別すると飼い猫の品種で区別している物と、健康状態で区別している物があります。

健康状態別の製品については生まれたばかりの授乳期の子猫や出産直後の母猫、成長期途中の子猫、高齢の猫など様々です。

また、動物病院が扱う療養食も手掛けているので健康管理に役立つと言えるでしょう。

品種別についてはチンチラやメインクーンなど日本で飼育されている一般的な品種が該当するので選ぶのは難しくありません。

室内で飼育する飼い猫用の製品など、飼育環境別に製品を販売しているのも高い人気を得ている理由の一つです。

動物病院でおすすめされる製品の割には安い

動物病院でおすすめするキャットフードは体調管理に適した療養食が普通です。

製造に手間がかかるのでそれだけ割高ですが、ロイヤルカナンの製品は療養食でありながら、一般的な総合栄養食のキャットフードとほぼ変わらない価格設定になっています。

そのため、金銭の負担が少なく、飼い猫の健康管理を経済的な理由で妥協する心配がありません。

その一方で健康体の飼い猫に向けた総合栄養食の製品は割高な物が多いことから、病気を患っていない健康な飼い猫に与える場合は出費に注意する必要があります。

キャットフードのロイヤルカナンを利用者の口コミから分析!

好意的な評価について

どのようなキャットフードも評判がすべて良い、あるいはすべて悪いということはほぼあり得ません。

ロイヤルカナンも例外ではなく、実際に飼い猫にご飯として与えた人からの評価は良し悪しがほぼ半々です。

内訳として、価格や食い付きの良さについては好意的な評価が多く、含有成分の安全性に関しては否定的な評価が多数を占めています。

好意的な口コミで多いのが「飼い猫が好みそうな強い香りで、実際に食い付きが良くなった」という内容です。

ロイヤルカナンは多くの製品が強めの香りになっているので、飼い猫の食欲をそそる効果が期待できます。

味も強めになっているので皿に盛った分をすべて食べることも珍しくありません。

安全性に対する不安の声が少なくない

一方で否定的な評価の多くは含有成分に対する不安です。

ロイヤルカナンのキャットフードは肉食動物の猫には不向きとされている小麦などの穀類が含まれています。

口コミでも「かさ増しのために穀類を使っているのが心配」という内容が多く、この点を理由に購入を躊躇するケースも少なくありません。

また、酸化防止剤として使われているBHAは発がん性が疑われているのもロイヤルカナンに対する不安の一因です。

自然に排出される程度の量であり、動物病院も体調には影響しないと認識していますが、それでも毎日与えるご飯にそのような成分が含まれていることを不安視するのは飼い主の当たり前な感情と言えるでしょう。

栄養バランスが良い一方で添加物に不安がある

動物病院がロイヤルカナンをおすすめするのは栄養バランスが良いのが理由です。

飼い猫が健やかに暮らすために必要な栄養がバランス良く含まれているので、この製品を与えておけば他の食べ物は不要とさえ言われています。

その一方でかさ増しの穀類や発がん性が疑われる酸化防止剤など、飼い主が不安に感じる添加物が含まれているのも紛れもない事実です。

キャットフードでロイヤルカナンを選ぶメリットとデメリット

様々なキャットフードの中からロイヤルカナンを選ぶメリットとして種類の多さが挙げられます。

飼い猫の品種や体の大きさ、健康状態など様々な条件に合致する製品が販売されているので最適な物を選ぶことが可能です。

動物病院がおすすめする療養食も多いので、飼い猫の健康管理に役立つと言えるでしょう。

メリットが多いロイヤルカナンですが、小麦などの穀類を含んでいる点は注意しなければいけません。

個体によってはアレルギー症状に見舞われる可能性があるので、すべての飼い猫に与えることはできないのがデメリットと言えます。発がん性が疑われる酸化防止剤BHAが使われているのもデメリットの一つです。

キャットフード 「ロイヤルカナン」をオススメできる猫ちゃん・できない猫ちゃん

では、具体的にどのような猫にロイヤルカナンをオススメできるでしょうか?

簡単にまとめてみました。

運動不足な飼い猫や療養中の飼い猫に適している

ロイヤルカナンのキャットフードは栄養バランスが良く、猫が好む風味なので少量でも満足できます。

運動不足になりがちな室内飼育の飼い猫は肥満のリスクが高いものの、ロイヤルカナンの製品を与えることでスリムな体形を維持しやすいと言えるでしょう。

療養食の種類も多いので病気を患っている飼い猫や去勢手術を行った飼い猫にも向いています。

穀物アレルギーを持つ個体には不向き

人間に限らず飼い猫にもアレルギーは存在します。

小麦など穀類に対するアレルギーは珍しくないので、食べた後にかゆみや肌の炎症が生じた場合は与えてはいけません。

また、猫は肉食動物なので植物性の食品を吸収することができません。

アレルギー症状が出ない飼い猫でも穀類を食べたことによって腹痛や下痢などの症状に見舞われる可能性があります。

キャットフードを食べた後で下痢になった場合は穀類による消化不良が疑われるので、アレルギーと同様に避けるのが賢明です。

選択肢の多さは魅力だが安全の確認が不可欠

ロイヤルカナンのキャットフードは療養食を含めて種類が多く、飼い猫の品種や体調ごとに選ぶことができます。

味や香りも良いのでキャットフードの王様とも呼ばれていますが、その一方で肉食の猫には不向きな穀類や発がん性が疑われる薬剤が添加されている点には注意しなければいけません。

療養中の飼い猫や運動不足の飼い猫に適していますが、個体によっては穀類による消化不良に見舞われるかもしれません。

飼い猫を健やかに育てるのは飼い主の責務なので、安全な製品を与えるように心がけます。