マンチカンは愛らしい性格と見た目から高い人気を誇っており、これからマンチカンを飼ってみたいと考えている人も少なくありません。
そんなマンチカンを飼う際の悩みとしてよく挙げられるのが、キャットフードをどのように選べばいいのかわからないという点です。
キャットフードは猫の種類や特徴に合ったものを選ぶことが大切なので、まずはマンチカンの特徴を知っておく必要があります。
そこで今回はマンチカンのキャットフードの選び方を、特徴を踏まえて紹介します。
マンチカンの特徴とキャットフード選びの関係性
マンチカンの最大の特徴は、胴長短足である点です。
短い足で走り回ったりジャンプする姿を愛らしいと、飼い主の中にはついついキャットフードやおやつを与え過ぎてしまう傾向が見受けられます。
ただ足が短い猫は食べ過ぎて摂取カロリーをオーバーしてしまうと、肥満になりやすいという問題を抱えているのです。
特におやつは頻繁に挙げていると肥満になりやすいため、選び方に注意が必要となっています。
そして短い足の猫が肥満になるとヘルニアや関節炎を起こしやすくなりますし、肥満でなかったとしても加齢などが原因で腎機能や消化器機能などの内臓の機能低下もしくは疾患を起こしてしまう可能性も高いとされています。
これらの特徴からマンチカンのキャットフードの選び方のポイントとしては、たんぱく質がしっかり含まれていてカロリーが高すぎないもの、そして消化吸収に良い原材料を使用していることが挙げられるのです。
特に栄養面に関してはカロリーのことばかり気にしていると栄養不足に陥ってしまう可能性があるので、たんぱく質がしっかり取れるかどうかも考えて選ぶことが大切になります。
またマンチカン以外の猫全体に共通している選び方のポイントとして、猫が摂取して悪影響がないものを使っているかどうかも重要です。
マンチカンのキャットフードは良質なタンパク質が使用されているものを
マンチカンをはじめとした猫は、動物性タンパク質から栄養を取ることができるという特徴があります。
そのためキャットフードを選ぶ時には高たんぱく低カロリーのものが推奨されていて、特にマンチカンのような胴長短足の種類のキャットフード選びでは重要なポイントになります。
中でも高たんぱくのものであることは大切で、マンチカンの筋肉や骨格を維持するために必要不可欠な栄養素です。
マンチカンの筋肉や骨格を維持することはヘルニアや関節炎を予防するためにも必要不可欠であるため、良質なたんぱく質を摂取できるようなキャットフードを選んだ方がいいとされています。
ただどんなに良質なたんぱく質で低カロリーなキャットフードを選んでも、運動不足になってしまうと栄養がそのまま脂肪になって肥満につながるリスクが出てきます。
そのため良質なたんぱく質が豊富に含まれていて低カロリーなキャットフードを選ぶことはもちろんですが、同時にしっかりマンチカンが運動できるような環境を整えてあげることも必要です。
さらに高たんぱくと低カロリーはどちらを優先しなければいけないというわけではなく、どちらも優先する必要があります。
なのでキャットフード選びをする時には、高たんぱく低カロリーの両方を意識することがポイントになります。
これらを踏まえた上で推奨されているのが、白身魚や鳥のささみを使ったキャットフードです。
どちらも低カロリーであるのはもちろん、良質な動物性たんぱく質を豊富に含んでいるのでマンチカンにうってつけのキャットフードと言えます。
マンチカンのキャットフード選びは人工添加物のないものを
ほかにもマンチカンのキャットフードの選び方で重要なポイントになっているのが、人工添加物が入っていないことです。
これはマンチカン以外の猫にも言えることなのですが、人工添加物が豊富に含まれているキャットフードは猫の体に悪影響を及ぼしてしまう危険性があります。
特にマンチカンは肥満や加齢が原因で腎機能や消化器機能が低下しやすいという特徴を持っているため、人工添加物が豊富に含まれているキャットフードを食べ続けてしまうと腎臓や消化器など内臓の疾患を抱えてしまう可能性が出てくるのです。
このため出来る限り人工添加物が含まれていない、含まれていたとしても微量のキャットフードを選ぶことが、マンチカンの健康寿命を延ばすために不可欠なポイントとなっています。
人工添加物と同じように注意しなければいけないのは、穀物(グルテン)や問題を抱えている肉が原材料として使用されている場合です。
穀物は犬や猫にとって消化する際に大きな負担がかかりやすく、特にマンチカンには与えない方がいいと考えられています。
死にかけている肉や病気などの不具合を抱えた肉を使っているキャットフードも消化不良を起こしてしまう危険性だけではなく、何らかの病気になってしまう可能性もあるので避けた方がいいです。
マンチカンがキャットフードを食べない時におすすめの対処法
おねだり上手でキャットフードやおやつを食べ過ぎてしまいがちなマンチカンでも、時折キャットフードを全く食べない場合があります。
そのような場合には、まず何が原因で食べないのか見極めることが必要です。
主な原因として挙げられているのが、食べる気分ではないことや好みの味や匂いではないことです。
マンチカンは気分屋な性格をしているため、食べる気分ではない時はどんなに工夫しても食べないことが多いようです。
そのような場合は時間を置いてから餌を与えるなど、食べる気分になるのを待ちます。
またキャットフードが好みの味や匂いではなかった場合も食べないので、色々なキャットフードを試してみるのも効果的な対処法です。
それでもマンチカンがキャットフードを食べない場合は、何らかの病気にかかっている可能性も考えられます。
24時間以上キャットフードも水分も口にしないのであれば、マンチカンが白血病や胃腸炎を起こしている可能性があります。
また食べたそうにしているのに食べない場合は口内炎や歯周病、毛球症なども疑われるので、マンチカンの様子がおかしいと思ったらすぐに獣医にかかることが大切です。
胴長短足のマンチカンは肥満に要注意
胴長短足がチャームポイントのマンチカンは、その特徴ゆえに肥満になりやすかったり関節炎やヘルニアを発症しやすい傾向があります。
そのためキャットフードやおやつの与え過ぎ、運動不足に注意しなければいけないのはもちろん、キャットフードの選び方として高たんぱく低カロリーを意識することが大切です。
また人工添加物など猫の体に悪影響を与えるような原材料を避けることも大切なので、これらのポイントを踏まえた上で自分が飼っているマンチカンの好みに合うものを探していくのがおすすめです。