猫を飼っている人の多くはキャットフードの選び方に悩んでいると言っても過言ではありません。
種類が多いのでどの製品が我が家の飼い猫に最適なのかが分からず、戸惑ってしまうのは珍しくない話です。
メーカーの知名度や販売価格、原材料の品質など注目すべき点はいくつもあるので慎重に選ぶ必要があります。
ペットフードメーカーのヒルズは品質の高さから高い支持を得ていますが、飽きずに食べてもらうには製品選びが重要になります。
飼い猫が健やかに暮らすためにも、キャットフード選びのポイントについて学びましょう。
キャットフード 「ヒルズ」は安全?原材料から分析します
まずはじめに、「ヒルズ」の安全性について、その原材料から徹底的に分析します。
ヒルズは穀類が多く含まれている製品
ヒルズのキャットフードの特徴として原材料にとうもろこしなどの穀類が使われていることが挙げられます。
かつてはかさ増しの目的でキャットフードに穀類を使うのが当たり前とされていましたが、猫は肉食動物なので植物性の食品を上手に消化することができません。
少量なら問題はありませんが、個体によっては消化不良を起こしたりアレルギー症状に見舞われるおそれがあります。そのため、現在では穀類を使わない製品が主流と言えるでしょう。
そのような点から見るとヒルズのキャットフードは胃腸が弱い飼い猫や穀類アレルギーの飼い猫には不向きです。
ヒルズは栄養バランスが良く低カロリーな製品
穀類が多いので飼い猫には良くない感じがありますが、飼育に必要な栄養をバランス良く含んでいる品質の高い製品なのは間違いありません。
動物性たんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルが必要な分だけ含まれています。
栄養の偏りを心配せずに与えることができるので、飼い猫の健康管理に気を配る人には最適と言えるでしょう。
また、ヒルズのキャットフードは脂質が低いのも大きな特徴の一つです。
飼い猫が肥満になりやすいのはキャットフードの脂質の多さが大きな原因とされていますが、ヒルズのキャットフードに関して言うなら肥満のリスクは非常に低いと言えるでしょう。
去勢を行った飼い猫はホルモンバランスの変化により、太りやすくなっています。
そのため、キャットフード選びには苦労しますが、ヒルズの製品をご飯として与えればスリムな体つきの維持が可能です。
キャットフード「ヒルズ」を実際の利用者の口コミから分析します
では、ヒルズを実際に使用している飼い主さんはどのような口コミをあげているのでしょうか?
抜粋してご紹介します!
価格と品質がつり合っているので評判が良い
ヒルズはアメリカの獣医師が開発したペット用の療養食を市販したものが最初です。
そのため、ペットの健康管理に最適なご飯と言えるでしょう。
キャットフードについては大別すると療養食用と一般の販売店用があります。
どちらも飼い猫に必要な栄養をバランス良く含み、販売価格も手ごろです。
価格とキャットフードの品質のバランスが丁度良いため「初めてキャットフードを購入するならヒルズを選べば間違いない」と好意的に評価されています。
腸内環境の改善に役立つ点が好評
ヒルズに関する好意的な口コミで多いのが毛並みの改善です。
「以前はバサバサでツヤも無かった飼い猫の毛がヒルズを食べさせるようになってからは見違えるほど綺麗になった」という内容が多数を占めます。
ヒルズのキャットフードは療養食をベースにした栄養バランスになっているので、毎日のご飯として与えることにより腸内環境が改善されます。
その結果、体毛にツヤが生まれて綺麗に整った状態になるのです。
粒が大きく味が薄い欠点もある
飼い猫の体調管理に役立つヒルズのキャットフードですが、粒が大きいうえに薄味な欠点もあります。
否定的な口コミの多くが「ドライフードの粒が大きいので噛み砕くことができない」「味が薄いので残してしまう」など、ヒルズの製品の欠点に基づいた内容です。
栄養バランスが良い高品質なキャットフードも飼い猫が食べなければ意味がありません。
粒の大きさや風味については個体ごとの好みもあるので一概に言い切ることはできませんが、元が療養食なので味付けが薄くなるのは紛れもない事実です。
粒の大きさについては一粒を大きくすることで少量でも満腹感をもたらす効果があることから、食事制限中の飼い猫なら適していると言えます。
キャットフード 「ヒルズ」を選ぶメリットとデメリット比較
ヒルズのキャットフードを飼い猫に与えるメリットは健康管理に役立ち、ダイエット効果がある点です。
飼い猫に必要な栄養をバランス良く含んでいるので体調を良好に保てる他、脂質が少ないことから食べ過ぎによる肥満を回避できます。
特に室内飼育の飼い猫は運動不足で太りやすいことから、栄養を摂りつつ肥満になりにくい食事が重要です。
そのため、ヒルズの製品は理想的な健康食と言えるでしょう。
一方で薄味の物が多いことから、飼い猫ごとに好き嫌いの差が大きいデメリットもあります。
穀類を多く含んでいるので個体によっては消化不良を起こしやすく、時にはアレルギー症状に見舞われるのも注意点の一つです。
キャットフード 「ヒルズ」をオススメできる猫・できない猫
ダイエット中の飼い猫に最適
ヒルズのキャットフードは体重が増えてしまい、ダイエットが必要になった飼い猫に最適と言えます。
必要な栄養を含みつつ、肥満の原因になる脂質が少ない点がオススメできるポイントです。
同様の理由で去勢を行った飼い猫や室内飼育で運動不足な飼い猫にも向いています。
また、療養食をベースとしているので尿路結石の予防や毛玉ケアを目的として与えることもできます。
体重が少ない個体には不向き
脂質が少ないヒルズのキャットフードはダイエットに最適ですが、見方を変えれば太らせるには不向きとも言えます。
そのため、平均よりも体重が少ない飼い猫にはオススメできません。
元気に走り回っていつもお腹を空かせている飼い猫は十分に運動を行っているので、同様の理由で避けた方が良いでしょう。
穀類アレルギーには要注意
ヒルズの製品は穀類を多く含んでいるので、穀類アレルギーを持っている飼い猫には与えないのが賢明です。
アレルギーは体質なので病気のように治すことはできません。
個体によっては少量でも消化不良に見舞われるおそれがあります。
栄養が豊富でコスパも良い製品だが穀類の多さには注意が必要
ヒルズのキャットフードは必要な栄養が丁度良いバランスで含まれているので品種や体の大きさを問わず、様々な飼い猫に与えることができます。
販売価格も品質が良い割りには安価なので、非常にコスパが良いのは紛れもない事実です。
元は飼い猫用の療養食として作られたキャットフードなので高品質と言えますが、かさ増しのために穀類が多く含まれていることには注意しなければいけません。
個体によっては穀類アレルギーの症状に見舞われることもあるので、状態を見ながら慎重に与えるのが飼い主の責務になります。