猫が喜ぶおやつとして屈指の人気を誇るチュール。
自分の飼い猫にあげたことがあるという人も多いはずです。
それでは、このチュールには与えると猫が凶暴化するという噂があるのをご存知でしょうか。
猫を飼育している人やおやつにチュールをよく与えている人にとってはとても気になるところでしょう。
果たして噂は本当なのでしょうか。
そこで本記事では、チュールが大きな人気を集める理由とともに、チュールで猫が凶暴化するという噂の真相に迫ります。
また、チュールを与える際の注意点などもあわせて紹介します。
チュールが人気の理由
多くの猫が夢中になって食べるチュール。
まずはチュールがなぜここまで高い人気を誇るのか、その理由を見ていきましょう。
猫の食欲をそそる香りがする
猫は非常に敏感な嗅覚をもつ動物であり、食べ物に関しても香りを特に気にします。
チュールからは猫の食欲をそそる香りがするため、猫が興味をもちやすくなっています。
新鮮な素材を使用している
チュールはまぐろなどを新鮮な状態で加工しています。
猫は新鮮な食べ物が大好きです。
そのため、新鮮な素材を使用したチュールを好んで食べるのだとも考えられます。
フレーバーの種類が多く猫がお気に入りを見つけやすい
チュールは多様なフレーバーがあることも大きな魅力です。
その数は通常のチュールで約40種類。
さらに高齢猫や疾患を持っている猫向けのフレーバーも加えると約90種類にものぼります。
このように非常に多種類のフレーバーがあるため、飼い猫のお気に入りを見つけやすいという点も人気の一因です。
CMが可愛い
チュールと言えば猫がおいしそうにチュールをなめるCMが思い浮かぶ人も多いでしょう。
印象的なメロディと可愛い猫の姿、このCMを見たら飼い主は自分の猫にチュールをあげてみたくなるはずです。
このように、飼い主のハートをつかむような可愛いCMが浸透したこともチュールの人気を支える1つの理由でしょう。
チュールで猫が凶暴化するのは嘘!
それでは、チュールを猫に与えると狂暴化するという噂に言及していきましょう。
結論から言えば、この噂は嘘です。
このよう噂を耳にした人は「チュールの中に猫が凶暴化するような成分が入ってるの?」と不安を感じたりするかもしれませんが、そのようなことも全くありません。
猫に作用するものとしてよくイメージされるのはまたたびですが、またたびによる興奮状態は、凶暴化というより酔っぱらっている状態に似ています。
そしてそもそも、チュールにまたたびの成分は入っていません。
チュールの公式サイトでも、パッケージに記載している以外の原料は使用していないとはっきり否定しています。
猫が凶暴化する主な原因として考えられるのは、「恐怖心やトラウマがある」「疾患が影響している」「ストレスが溜まっている」などです。
どれもチュールを与えるときの条件には当てはまらないでしょう。
つまり、チュールが猫を凶暴化させる理由は全くなく、噂は嘘だということになります。
チュールで凶暴化するという噂が起きた理由
なぜチュールで猫が凶暴化するという噂が発生したのか、それは実際にチュールを飼い猫に与えた際の飼い猫のリアクションと、それに対する飼い主さんたちの感想が大きな理由です。
先の段落で述べた通り、チュールには猫が好むさまざまな工夫がされています。
CMで流れる猫がおいしそうにチュールをなめる姿からも、いかに猫にとってチュールが魅力的であるかはっきりわかるでしょう。
そう、チュールは猫が夢中で食べたくなるようなおやつなのです。
一心不乱にチュールをなめ続ける猫がハイな状態になり、まるで凶暴化したように見えることで飼い主さんたちが「猫が凶暴化した」とそのときの猫の状況を表現しました。
これがそのままの意味で広まったのが噂の真相だと考えられます。
猫が凶暴化して危害を加えるようになるということではなく、凶暴に見えるほどのテンションでチュールに食いつくということなのです。
チュールを与える時の注意点
チュールは猫の凶暴化などを心配せず与えられるおやつです。
しかし、猫が好むからといってむやみやたらと与えるのは問題があります。
最後にチュールを猫に与える時の注意点を解説します。
与え過ぎに注意する
チュールの塩分は原料に含まれるもののみです。
塩分の添加がないため、1本あたりで見ればそこまで塩分が高いおやつではないと言えます。
しかし、そうはいっても何度でも何本でも与えて良いわけではありません。
与え過ぎるとおやつでお腹が膨れてご飯を食べなくなってしまったり、おやつのカロリーで肥満気味になってしまったりという可能性があります。
また、チュールの味を好み過ぎて、チュール以外食べなくなるという恐れも。
あくまでチュールはおやつ。
適度に適量を与えることが大切です。
パッケージには1日4本までと記載されていますが、毎日4袋あげていると塩分的にもカロリー的にも体への負担になるかもしれません。
1日1~2袋を目安に与えるのがおすすめです。
開封したまま放置しない
チュールを1袋開封したら、1回で与えきらず、何回かに分けて与える人も多く見られます。
それ自体には問題はありません。
ただし、一度開封した食べかけのチュールをそのまま放置しないようにしましょう。
チュールは鮮度を保ったままパッキングされており、開封すると傷みやすくなります。
まだ中身が残っているからといって、常温で無造作に放置しているとあっという間に品質が落ちていきます。
また、傷んだチュールを猫に食べさせてしまうと猫の体調を崩す原因になることも。
開封後のチュールは冷蔵庫に保管し、できる限り早いうちに与えきるようにしましょう。
子猫には大人用チュールは与えない
猫が大好きなチュール、子猫にも与えて喜ばせてあげたいと考える飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、子猫に大人用チュールは与えてはいけません。
生後6ヶ月頃までは消化の良いご飯が基本なので、大人用のおやつなどはNGです。
大人用のご飯を食べられるようになってから与えるようにしましょう。
なお、子猫用のチュールであれば大丈夫です。
チュールは猫を虜にするおやつ!頻度や量に気を付けて与えよう
チュールを与えると猫が凶暴化するという噂は嘘でした。
凶暴化したような勢いで猫が夢中になって食べるほどおいしいおやつ、それがチュールです。
猫を虜にするチュールですが、与え過ぎは禁物。
おいしいおやつが原因で肥満や体への負担などが発生してしまったら悲しいでしょう。
猫がずっとおいしくチュールを食べ続けられるよう、頻度や量に気を付けながら与えることが大切です。
非常にラインナップが豊富なので、飼い猫がどのフレーバーが好きなのか探しながら楽しく食べさせてあげてください。