高齢猫におすすめのキャットフードを徹底解説!

愛猫の可愛いしぐさや元気な行動に癒されているという飼い主さんは多いでしょう。

猫も高齢になると様々な病気のリスクが出やすくなるため、健康な体で長生きをしてもらうためには食事にも注意してあげることが大切です。

この記事では高齢猫用のキャットフードを選ぶ時の着眼点や高齢猫と判断される年齢、またシニア用の食事に切り替えてあげる適切な時期と、高齢猫の健康維持のために必要な成分についてまとめました。

大切な猫に毎日適切な健康管理をしてあげるためにも、ぜひ参考にして下さい。

 

高齢猫のキャットフード選びでおすすめする3つの着眼点

高齢猫のキャットフードを選ぶ時は次の3つの点に着眼する必要があります。

高齢猫のキャットフード選びの着眼点①添加物が含まれていないか

キャットフードを選ぶ時は酸化防止剤や着色料などの添加物が含まれていないか、または含まれていても微量であるかをチェックしましょう。

添加物が多く含まれているキャットフードは猫の消化吸収を妨げる恐れがあるため、加齢とともに内臓の働きが衰える高齢猫には大きな負担となってしまいますので注意が必要です。

高齢猫のキャットフード選びの着眼点② 高品質の動物性たんぱく質が含まれている

猫は完全肉食動物です。そのため動物性タンパク質は健康を維持するために欠かすことができません。

高齢猫は骨密度や筋肉が減少していきますので、高品質の動物性たんぱく質を多く含んだキャットフードを与えるようにしましょう。

しかし、タンパク質が多すぎても体に負担をかけてしまいますので、含有量が30パーセント前後のものを選ぶのがベストとされています。なるべく「魚」や「肉」などと記載されているものを選ぶようにして下さい。

高齢猫のキャットフード選びの着眼点③ 炭水化物の量が少ないか

高齢猫のキャットフードは炭水化物の量が少ないかをチェックすることも大切です。

猫は炭水化物を全体の35パーセントは消化できますが、それ以上になると体に負担をかけると言われています。

炭水化物の取り過ぎは内臓に負担をかけるだけでなく、体内で糖質に変化するため肥満の原因にもなってしまいます。

高齢で代謝の落ちている猫にとってはさらに悪影響があります。

そのため高品質のたんぱく質が多く、炭水化物が少ないキャットフードを与えるようにしましょう。

いつから高齢!?キャットフードを変えるおすすめの時期

猫は7歳を迎えた時から高齢と判断されます。そのため猫の体に負担をかけず、元気に過ごしてもらうためにもキャットフードを変えるのも7歳からがベストです。

猫の7歳は人間の年齢に換算すると44歳程度です。7歳だとまだ老化が表面に現れることはありませんが、11歳を過ぎると老化が表れるようになります。

ひと口に「高齢猫」と言っても、7歳の猫と12歳の猫に同じキャットフードを与えることは賢明ではありません。

猫の高齢期は中高齢期と高齢期に分かれ、7歳から11歳までが中高齢期、12歳以上が高齢期にあたります。

中高齢期を迎えた猫には、先に述べたポイントも考慮しながら栄養価が高く、カロリーを控えたキャットフードを与えるようにしましょう。

高齢期の猫には消化しやすく、内臓機能に負担をかけないキャットフードを与えるのがおすすめです。

年齢によってこのように分けてあげることで猫にとっても食事がしやすくなるでしょう。

 

高齢猫のキャットフード選びは必要な成分を知ることがおすすめ!

高齢猫用のキャットフードを選ぶ時は、高齢猫の体に必要な成分を含んだものを選ぶことが重要です。

ここでは高齢猫の健康のために特に必要な成分をまとめました。

 

高齢猫のキャットフード選びに必要な成分① たんぱく質

たんぱく質は猫の筋肉を維持するために必要な成分です。

猫は完全肉食動物で雑食ではありません。

そのため高齢になってからも健やかな筋肉を維持するために、高品質の動物性たんぱく質を積極的に与えましょう。

高齢猫のキャットフード選びに必要な成分② タウリン

タウリンは活性酸素の増加を抑えて疲労の回復を促す働きをする成分です。

タウリンはアミノ酸の一種ですが、猫の体に必要不可欠な成分のひとつで、不足すると目に障害を負うなど健康面に深刻な影響を及ぼします。

しかし猫は体内でタウリンを作ることができません。そのためタウリンをしっかり含んだキャットフードを選ぶ必要があります。

高齢猫のキャットフード選びに必要な成分③ トリプトファン

トリプトファンは不安や興奮を軽減する効果が期待できる成分で、脳の健康維持に欠かすことができません。

高齢猫になると体力が落ちてしまうため、ストレスや不安を感じる猫も少なくありません。

トリプトファンはそんな気持ちを静めてくれますので、高齢猫にとって必要な成分です。

高齢猫におすすめのキャットフード5選

高齢猫用のキャットフードは多く販売されています。

愛猫用にキャットフードを選んであげる時は、先に述べた注目ポイントや必要な栄養素が含まれているかをチェックすることがとても大切です。

ここでは高齢猫におすすめのキャットフード5種をご紹介します。

 

高齢猫におすすめのキャットフード① モグニャン

モグニャンは白身魚を原料にしたキャットフードです。

高齢猫専用キャットフードではなく、全年齢を対象としているため、子猫の頃から与えている人は切り替えをせずにそのまま与えることができます。

高品質のたんぱく質が含まれているのに低カロリーなので、加齢により代謝が落ちて肥満になりやすい高齢猫にも安心です。

またモグニャンは穀物を使用しないグレインフリーも特徴のひとつ。そのため消化機能が落ちている高齢猫へ与えるキャットフードとしてもおすすめです。

高齢猫におすすめのキャットフード②ピュリナワン 7歳以上 健康マルチケア 尿路・毛玉・体重 チキン

ピュリナワンは年齢に合わせて様々な種類があるキャットフードブランド。

「7歳以上 健康マルチケア 尿路・毛玉・体重 チキン」は、7歳になった猫の体を考えて作られたキャットフードです。

35パーセントの高品質なたんぱく質が含まれ、ビタミンやミネラルなど高齢猫の栄養を維持する成分がバランスよく含まれています。

猫は腎臓疾患にかかりやすい動物と言われていますが、それを予防するための尿路や毛玉ケアができるのは心強いと言えるでしょう。

高齢猫におすすめのキャットフード③ ニュートロナチュラルチョイスエイジングケアチキン

ニュートロナチュラルチョイスエイジングケアチキンは小粒型で消化のよいキャットフードです。

新鮮なチキンを使用しているため高品質のタンパク質摂取が期待できます。

プロバイオティクスが配合されているので腸内環境の改善効果も期待でき、便秘気味の猫におすすめです。

このキャットフードも尿路ケアや毛玉ケアに配慮されていますので、高齢に伴い排泄に悩みが出てきた猫に適しています。

高齢猫におすすめのキャットフード④ ヒルズ・サイエンス・ダイエット 室内猫の毛玉・体重ケア シニア 7歳以上

ヒルズ・サイエンス・ダイエットは低カロリーのキャットフードとして定評のあるキャットフードです。

この「室内猫の毛玉・体重ケア シニア 7歳以上」は、カロリーを約19パーセントカットして猫の吐き戻しの原因となりやすい毛玉ケアを行ってくれます。

猫の健康に必要なタウリンも配合されていますので、愛猫の健康維持とダイエットを両立してくれます。

高齢猫におすすめのキャットフード⑤ ファインペッツ

ファインペッツはニシンとアヒル肉を使用した栄養価の高いキャットフード。

pHコントロールがしっかりされていますので尿路結石予防効果も期待できます。

ファインペッツは栄養価が高いためカロリーも他のキャットフードに比べると高めになっています。

カロリーが高い分量が少なくてもしっかり栄養補給ができますので、高齢で食が細くなった猫におすすめです。

 

高齢を迎える愛猫のためにぴったりのキャットフードを選んであげよう!

猫にとって食事は毎日の楽しみであり、健康を維持するために必要なことです。

年齢を重ねると体に必要な栄養素や成分も変化するので、それをあらかじめ理解しておくことは飼い主の義務です。

猫は体に不調があっても、訴えずに我慢してしまう傾向があると言われています。

気がつくと大切な愛猫が大きな病気にかかっていた、という事態を引き起こさないためにも、猫の健康管理は徹底してあげましょう。

大切な愛猫を守るためにも栄養バランスに優れたキャットフードを選んであげましょう。

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